設計写真
製作するにあたり生じた変更点
○ペーパークラフトのようなデザインの問題点
・展開図を自作するには専用のソフトやかなりたくさんの時間が必要
・著作権フリーの展開図で、カバーデザインとして使用できそうなものが無かった
・裁縫技術が拙いため、折り目を付けるための縫い方では防犯ブザーカバーのような小さい小物が作れなかった
といった問題が発生したため、最初にデザインしていたものは諦め、別デザインを考えることにした。
○新デザインをするにあたり
・最初同様大人っぽくシックなデザイン
・ミシンで裁縫するにあたり問題なく作成できるデザイン
・機能面で不備が無いデザイン
という条件でもう一度考え直すことにした。
そして新たに以下のデザインで製作することにした。
新設計写真①
製作過程
○生地準備
ラボのミシンだとただでさえひどい裁縫技術が、慣れてないことによりもっと悲惨になりそうだったので
自宅にあるミシンで作業することにした。そのためまずは持ち帰るための生地の準備に取り掛かった。
<横断幕をきれいにするための手順>
1.たわしと洗剤で横断幕についている汚れや貼ってある文字などをはがす。
2.エタノールをかけて尖ったものでこすり、文字が貼ってあった糊跡を落とす。
(これを行うことによりかなりべたつきが無くなり、生地として使用可能な部分が増える)
3.糊跡がおちたあと、文字の跡に沿って汚れが目立ってしまうため、もう一度全体をたわしと洗剤で洗う。
糊のべたべたした跡は落ちたが、文字が貼ってあったところとそうでないところの色味や光沢感に少し差があり、
後にするUV印刷に影響しそうであったため、生地の表側ではなく裏側を使用することにした。
(糊のべたべたを落としたことにより、生地の表側を小物入れの内側にすることが可能になった。)
○生地印刷
全体的にまばらに洗っても汚れが落ちない部分があったため、全体的に黒くUVプリンターで印刷することにした。
汚れも隠せて色味も均一な、光沢感のある生地が出来上がった。
型紙製作
今回使用する防犯ブザーはこちら。
ヨドバシカメラで同様の物が販売している。
カバーを製作するため慎重に測定を行う。
全て黒い記事で製作するためシルエットを重要視し製作した。
左右対称にデザインするためアプリ:ibisPaintXを使用した。
実際に使う物のサイズをはかりながら一回り大きいサイズの型紙を製作する。
今回の設計図はアプリで作ったため型紙に書き起こす際にトレースを行った。
別構造への変更
新しい設計写真は立体的な構造になっているため、平面部分と側面の縫い合わせが重要になってくる。
円柱の縫い方など検索し縫い方の詳細などを調べた。
<ミシンで行う場合>
生地をひっくり返す過程が必要になるが、設計上猫の首の部分が狭く生地も硬いため
ひっくり返すことが困難であると予想された。
<手縫いの場合>
ひっくり返さなくてもいい縫い方があるが、魅せる縫い方ができないとクオリティの部分が低くなってしまう。
端切れを使って何回か縫う練習をしてみたのだが、これも生地が固いためきれいに縫うことが難しかった。
これらの面を踏まえて、立体的な構造で作ることは難しいと判断し構造を変更した。
・顔部分と胴体は分けて製作する。
・そこの接着部分は首飾りのフリルで隠す。
・顔部分は中に綿を詰め、中ではなく背面にブザーの紐を通す
・胴体部分は、記事の硬さを活かし、ギャザーのように根本を縫い留め広がる形を利用する。
<型紙調整>
<端切れでプロトタイプを作成>
パーツ作成
①目を作成
ボタンのような装飾もすべてターポリンで自作した。
②顔と胴体それぞれのベース作成
顔部分は型紙通りに。
胴体部分はギャザーを作りつつ、どれくらいのふくらみが必要か微調整を加えながら製作した。
③顔部分完成
かわいさも重要であるため、真ん丸の目ではなく微調整を加えながらパーツ配置を行った。
④顔と胴体の縫い合わせ完了
きっちり縫い合わせるのではなく、フリルの部分も考え少しずらして縫う。
⑤首かざりのフリルを作成・縫い合わせ
一番縫うのが難しく試行錯誤に必死だったため、撮影するのを忘れてしまいました。
※以下は作成前と全てが完成後の写真です。
⑥ブザーの引っ張る部分がしっぽに見えるように作成
これを加えたことにより、マスコットキーホルダー感が強くなった。
完成
チームメンバー
・
みさき
・
サカモト